このコーナーは松本晃彦とスタッフが日常で感じた事などを
思いついたままに書いていくコーナーです。
更新は、思い付いたら書くという主旨で不定期なので細めにチェックしてみてください。
実は僕は,
ロサンゼルスに本社を置くハリウッドのエージェント 会社 3AMとも契約をしているのですが、なぜか先日になって、そこのHPに自分の名前を発見。
http://www.threeam.net/
なんてこと、ここに書いてもいいのかしら?
今日は、オーディオ誌の取材で、前にもここに書いた映画の音響システム、THXについてのインタビューを受けた。
この出版社の原田社長はとてもプライベートでも懇意にさせて頂いているのだが、彼の、音響と音楽文化を市場に活性化させて、後世にも良い音や音楽を残したい、
そういう熱い想いにはいつも賛同してしまうな。
そうそう、マルチチャンネルの話が出たので、
最近気になってた事を一つ。。。。
TVで映画を見ていてCM時だけとても音量が大きくて、本編が放送されるとなんか音量小さいな、なんて感じることはないですか?
元来、映画の音声というのは、それこそTHXやドルビーなどマルチチャンネル(映画館のようにいくつものスピーカーを設営してある)用に音声が作ってあるのだが、これを地上波TV放送(ステレオ放送)のために、機械的に2CHのスピーカーに音声をまとめてしまうと、
逆相、という音の現象が起きてしまう。
簡単に説明すると、多チャンネルを2つのスピーカーにまとめると、お互いの音を消し合って音量が小さくなるという特殊な音の現象が起きてしまうのです。
日本映画がTV放送されるときの方がこういうことが比較的おおいかな。
そう、洋画放送のときは、制作会社が日本語吹き替え用に作り直すので、映画館の音声を直接使わないのであまりこういうことは起きないので、
創り手としては少し残念な気分、、どうにかならないもんかな。
こればっかりは絶対にどうしてもチェックしておかねば、と、
「題名のない子守唄」/ジュゼッペ・トルナトーレ&エンニオ・モリコーネを観た。
僕はモリコーネ翁が3年前に来日したときの彼のコンサート用パンフレットに巻頭の文章を書かせて頂いたこともある。あのときは光栄なことでした。
で、この黄金コンビの最新作。
今回、トルナトーレの描写が今までと多少芸風が違ったこともあって、 音楽も、(もともとモリコーネはバルトークなんかのヴォイシングもお手の物の人でしたけども、)彼が近年自分のリサイタルで書いているような現代音楽的アプローチもあったり、円熟さのなかにも、御歳70を過ぎても彼なりの新しい物への挑戦が垣間見えてさすがマエストロ、素晴らしいの一語に尽きました。途中で、まあなんと、ハウスミュージックのリズムが出て来たのには驚いたのですが、これはもうご愛嬌かな。相変わらずしかし、オケは本当に良い演奏でありましたよ。
PS:
谷村有美さん安部恭弘さん、デビュー20周年、25周年おめでとうございます。
最近困ったことがあった。
僕は映画音楽仕事もしていることもあって、ジョージルーカスが開発したというTHX映画の音響システムを使っているシアタールームを持っている。
そのTHXが推奨するスピーカーのM&Kという会社が潰れてしまっていたらしい。
7,1チャンネルといって、各スピーカーは、スクリーンに隠れたところに3個、左右と後方に合わせて4個、そしてサブウーハー1個の全部で8個もあって、
映画館のような部屋というか、そこいらの映画館よりは音は良いつもりなのが、、、おいおい。どうすんだよ。
2ヶ月前サンフランシスコから来日していたTHXシステムの社長は、自分のところがスピーカーを作っているわけじゃないからなのか、僕と会ったときには全然そんな事話さなかったし、まだ、うちのは今のところは平気だけど、スピーカーなんて消耗品なのに今後、困ってしまうな。
映画産業が隆盛なこのご時勢とはいっても、僕たちプロが使うような、こういうマニアックで良質なメーカーは競争社会で淘汰していってしまう事実もある。ルーカスさんは困らないのかなぁ。
僕は、確かに時代的にiPodを使ったりファイルでやり取りして音楽を聴けたり、PCで楽曲管理もできるデジタル分野が発達して機能的で便利になったことを肯定しています。
でもその分だけ、音楽を再生したり録音する機材のクオリティの分野も、車輪の両輪のように同じくデジタル技術として同じように躍進して貰わなければ、映画や音楽を本当に楽しむことが出来なくなってしまうと思う。バランスが取れずにどっちかが弱くなってしまうと、その枠組みからは、ファーストフードや大衆消費のようなただ垂れ流す音楽だけとか、逆にマニアしか聴かないニッチなジャンルの音楽に偏ってしまいがちだろうし、それは作り手にとっても聴き手にとっても、音楽を愛する者たちにとっての大きな損失になってしまうと思うのです。
どんどん人間にとって便利になっていくデジタルの時代なのですから、物の外側と内側、型式と中身、その両方に恩恵を与える科学であってほしいな。
PS; 僕は最近は、シリーズでお仕事させて頂いているCMの新しい作曲をしながら、今後の依頼を頂いている映画の台本をいくつか、読んでいるところです。
あ、それから、この日記のブログ化についてですが、今後の僕やスタッフとの課題にさせて頂きたく思います。その上で、しばらくは今のこの形式を続けさせてもらおうかとも思っております。正式なお返事はまた、スタッフの方からあると思いますので、お待ちください。
さてさて今後ともこのwebsiteをご覧くださるようお願い申し上げますね!
森美術館のコルビュジェ展へ行って来た。
今は人に譲ってしまったのだが、長らくコルビュジェのリプロダクトのダイニング用の椅子を使っていたり、僕の家が少しだけコルビュジェ風(?)だったりすることもあってか、自分にとっては身近な感じがすることもあって、興味を持っていた。
今回の感想としては、彼の80年前の創作が時間と場所を越えて世界中の人々の暮らしや建築物に溶け込んでいて、その存在が全人類的な叡智となっていることに感銘。
しかしね、気がつくと最近の僕は、
音楽のコンサートに行く回数よりも美術展の方が圧倒的に多くなっているんだなぁ。
なぜかというとどうも音楽関連だと自分にお仕事モードのスイッチが入ってしまい、全然休まらないというのもある。今年友人に誘われて行ったオペラでは、歌より前にホルンの音程が定まらないのが気になって楽しめなかったなんて事もあったし。
そう、美術展の良いところは、門外漢でも、その作家の若き日の習作から作風が確立していく時期、油の乗り切った時期、晩年に至るまでのその時間の経過に従った作品を観たり感じたり出来ること。
音楽家の僕だが、同じクリエーターとして、彼らが長い人生の中で、その芸風、作風を、どういうキッカケと思索のなかで、時代状況で変化させて、彼の終着点まで行き着くのか、それは非常に興味のあることなんだよね。僕の敬愛するピカソや今回のコルビュジェなんかも、彼らの技術向上だけでなく、過去の概念にとらわれずに常に時代の新しいものを取り入れ、ときにトレンドを作り出し、時の政治状況なども感じながら時には作風に変化をもたらすような瑞々しいアンテナを晩年まで持ち続けている。(過度に政治的な芸術家もあんま好きではないんだが。)
変わり続け転がり続け、そして創作を楽しんでいる人生。
そんなヤツになりたいんだよなぁ。
前回の更新から3ヶ月程も経ってしまった。
遅くなってすみません。
昨年から何となくオーケストラの仕事が多かったせいもあって、
このところは、いまやってるシンセサイザーやコンピュータを全面に使った音楽が、
なんか心地よい感じがしてしまう時期のようです。
季節によっていろいろなんですけどね。
Remixものなんぞをやっています。
僕の場合、ハウスやエレクトロニカ、エレクトロ、ミニマルのような手法と、
生楽器やオーケストラを使った音楽との両方をいかに活かすことができるか、
ということを志向しているのですが、
それらパズルのピースがカチッと音を立ててはまるかのように、
うまく両方コンビネーションされたときには、
我ながらとても音楽の奥深さというか、
構築の面白みを感じてしまうのです。
ところが、、、、
これが、日本の業界ではなかなかカテゴリー分けがむずかしいというか、
一般的でないように思われるようなものなのですね。
劇伴音楽→クラシック界出身のオーケストラを志向する人々。
DJやエレクトリックな手法の音楽→それこそDJリミキサーやユニットやバンド君達など。
一般的には、毛色の違うミュージシャン達が、それぞれのジャンルを形作っているのでしょうが、
両方がクロスオーバーしたような音楽だとすると、
たとえば、レコード店のどこのコーナーに置けば良いのか?
ネット等でどのジャンルを検索すればいいのか?
僕の志向する音楽だとなかなか困りますよね。
海外ものだとよくあるのだけどなぁ。
スタッフの皆さん、なんかいいアイデアないかなぁ。
僕はとにかく、自分の中で新鮮な気持ちで面白く興味が感じられるものを、
作るだけなので。。。
最近はエレクトリックな音楽もトレンドが変わるのが速かったり、
細分化するので、時折キャッチアップしていないといけないですね。
今晩もスタジオで作業しながら、
これを書いていたら、
なんともう4時かぁ。
時間が過ぎるのがはやいなぁ。。。。。
この前サンタモニカでやっていたグレゴリー・コルベールのノマディック美術館が、東京お台場に来ていたので観てきた。
アフリカやインド、タイなどの自然と人間の融合といったテーマで、
わざと解像度を落とした写真を和紙にプリントするもので、
とても絵画的で面白かった。
ちょっと演出過多といった部分もあって、
それが広告写真のようにも見えてしまうところでもあるのかな。
ちなみに、館内上映の映像DVD、渡辺謙さんが日本語吹き替えをやっているのには驚きました。
ところで話かわって、。
ASAHI スーパーDRYのCMですが、
スーパー鮮度製法編、で、僕の楽曲が流れています。
アサヒスーパードライSPECIAL SITE のwebページでもご覧頂けますよ。
興味のある方はぜひどうぞ。
日テレドラマ用のオーケストラをレコーディングしました。
3月下旬2夜放送予定の「愛の流刑地」ドラマ版の音楽。
いつも僕がやるのとは毛色の違った作品なので、
意外に思われた方もいらっしゃるかも。
でもラヴストーリーのいわゆる”泣ける楽曲”も
作曲するのが実は好きな松本なのでした。
普段の松本楽曲とはひと味違うところも聴いてみてくださいね。
3/1にサントリーホールで行われるEMIESコンサートのための、
ヤマハエレクトーン用の作曲をしました。
EMIESコンサートは毎年行われている電子楽器のためのイベントで、
今までに千住明さんや大島ミチルさん、鳥山雄司さんなどが過去に楽曲を提供なさったそうです。
ここに書くのも久しぶりとなってしまった。
実は昨年クリスマス前くらいから、正月越して、はや2月、
締め切りに継ぐ締め切り。
そして、合間を縫ってのLA滞在です。
LAでの活動での報告です。
実は昨年よりハリウッドのエージェントと契約しまして、
彼らスタッフのおかげでLAでの活動が始まっています。
で、いま、LAのセンチュリーシティに滞在中。
昨年からこれまで何回かの渡米で、
20世紀FOX、ウォルトディスニー、ワーナーブラザース、
ミラマックス、等、ハリウッド映画会社の音楽セクションの責任者の方々にも、お会いすることができました。
それぞれ、映画会社を訪ねていくのですが、
みんなある程度おなじ雰囲気、凄いよ、やはり。。。
緑の生い茂るそれは広い敷地に、
見上げるようなビルやスタジオの建物がいくつもあって、
僕が歩いている瞬間にも、皆が知っているような映画の続編が撮影されている。
映画会社のスタッフとおぼしき人々が、
談笑しながら敷地を歩いている。
そんな脇を通って僕の打ち合わせの建物の入り口から入ると、
またまた、よく知っている映画のポスターの額がいたるところにあって、
そんな通路や階段を案内されながら上がると、そこには多くのブースがあって、
いかにもという人々がパソコンに向ったり、
ミーティングしたりしている。
そんなところを通り過ぎて打ち合わせの部屋にいると、
これが、アメリカのショービジネスなんだという感じがありあり。。
いままで会ってくれたのは、
きけば昨年や今年、よく聞くようなヒットした、いわゆるハリウッド映画の、
音楽を担当した映画会社セクションの責任者のような人々ばかり。
皆、頭のよくて品のよいひとびと、
英語をしゃべりながらも、正直どきどきはおさまり切れません。
現在いろいろ進行中の仕事の話もあるのですが、
これはまた次の機会にご報告をと思っています。
あの有名な一瀬隆重さんとも、一昨日PICOのレストランで食事しました。
一瀬さんは素晴らしいですね。
こうして僕も少しアメリカの映画会社の人々と話したりするようになると、
唯一日本人でハリウッドのなかで、独自の個性を放っている作品をプロデュースしてしかもヒットを出していて、あの中で渡り合っている彼のことは、手放しで凄いと思うし、尊敬に値すると感じるのです。
いま、日本の芸能界も例の<硫黄島>や<バベル>なんてのもあって、
かなりハリウッド志向が高まってきています。
しかしこちらでハリウッドの人々と話してみると、
こっちはこっちでかなり日本の事に対して関心が高まっているようですね。
ま、僕にとってもチャンスということでしょうか?
さてさて、
そう言いながらも、今度は帰国すると、
3月末に日テレで放送予定のドラマの音楽の締め切りが迫って来てしまう。
またまた曲作らないと。。。
では、またdiary書きますね。
皆さんもお体に気をつけてくださいね。
ではでは。
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